最近の子供の中には、口を開けて中をのぞくと、扁桃腺が見えにくい子供が増えているそうです。
これは、口呼吸のためだと言われています。
本来、舌は、上あごにくっついているのが理想です。(舌先が、上の歯の裏につくかんじ)
それが、口呼吸をすると、下あごが下がり、舌が下がって、奥に入るため、扁桃腺が隠れてしまうのです。
「口呼吸って、何がいけないの?」
鼻で呼吸をすれば、鼻毛がウイルスや細菌の侵入を防いでくれます。これが、口呼吸をしてしまうと、直接体内に入ってしまうのです。加えて、口呼吸で扁桃腺が乾燥してしまうことがそれを助長します。
さらに、口呼吸だと酸素を取り込む量が減り、白血球が減り、免疫力が下がります。
異物は入る、免疫はさがる。いいところがありませんね。
「どうして口呼吸をしてしまうの?」
口呼吸の原因に「姿勢の悪さ(猫背)」を上げることができます。
この「姿勢の悪さ(猫背)」は、足指や足の裏に一因があります。
足の指に何らかの問題(変形やゆがみなど)があると、つま先が浮きがちになり、重心が後ろになります。これに対して、バランスを取ろうとするので、頭が前に出て猫背になります。この姿勢だと、口が開きやすくなり、口呼吸をするようになるのです。
「どうしたら、口呼吸は治るの?」
口呼吸を治すために、以下のことを心がけてやってみましょう。
① 足指を伸ばすことが大事
1.足に合った靴を履く。
2.裸足で過ごす機会をもつ。
3.手で足の指を前方からまとめて持って、曲げ伸ばしをする。
②舌をきたえる
1.あいうべ体操
「あ」、「い」、「う」、「べー」と言いながら、「べー」のところで、舌を前方に突き出す。(下方に出すのではない)
2.「た、た、た、た、、、、、」と言う。(舌を上あごに付けておくのが理想的な位置)
口呼吸が体によくないのは、大人も同じです。
口呼吸を解消して、より、健康で快適な生活を送りましょう!