最近、当院で扱った鍼灸の症例(腰痛)を紹介いたします。
男性 30才 会社員
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症状
- 座っていると腰からお尻が痛くなる。
- 数年来、時々繰り返してきた。
- 一週間くらい前から辛くなって来院。
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治療
- 本治法
- 肝虚証
- 標治法(以下の経穴に置鍼)
- 三焦兪
- 腎兪
- 志室
- 気海兪
- 大腸兪
- 次髎
- その他反応点
- 本治法
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治療経過
- 一回目 当初の痛みを10とすると、3まで回復。
- 二回目 (一週間後) 「長く座っていると少し、違和感があるが、ほぼ大丈夫。」とのこと。
- 三回目 (さらに一週間後)「症状は、ほとんどなくなった。」
- 鍼灸治療は、若干、心理的に抵抗があるということで、メンテナンス的な治療は、手技療法へスイッチ。
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その他、鍼灸の適応症状
- ぎっくり腰(初めてなったケース)
- 過去にぎっくり腰を何回か経験していて、また、再発した。
- 座骨神経痛
- 骨粗鬆症が原因と思われる腰痛
- 房事過多(過度の性行為)が原因の腰痛
- 以下のタイミングで腰痛が悪化するケース。
- 肉体労働を行った時
- 同じ姿勢を続けた時
- 長く座っていて腰を痛めた。
- 長く立っていて腰を痛めた。
- 長く寝ていて腰を痛めた。
- 体が冷えた時
- 雨が降る前
- 朝、起きようとする時。
- 月経の時
- 腰痛は鍼灸治療が最も得意とする疾患の一つです。
- 痛くなってからの日数が短いほど、治りやすく、早めに処置することが大切です。