以前産後の骨盤矯正について書かせて頂きましたが、 帝王切開では骨盤に影響はないのではないか、骨盤矯正をする必要はあるのかと質問を受けることがあります。
結論から言うと帝王切開でも産後の骨盤矯正はするべきです。 その理由をご紹介します。

子宮に赤ちゃんがいると骨盤が緩む

子宮に赤ちゃんがいて大きくなるという時点で骨盤はゆるみます。
さらに切開をするため、皮膚・筋肉などが硬直・癒着してしまいます。
特にインナーマッスルの大腰筋が過緊張を起こすことが多く、その際は歩行時に前かがみになってしまう、腰が反れなくなってしまうなどの影響が出る可能性があります。
このような症状がある場合、マッサージでは一時的に良くなってもすぐに戻ってしまうことが多いです。
当院では大腰筋をリリース(軽い刺激で緩めていく)等で、癒着を緩和していきます。
 

 帝王切開のダメージは大きい

切開後は組織の損傷が激しく、筋肉の力も入りにくくなります。
組織の癒着も起こります。 帝王切開後でも翌日からすぐに歩くことが多いですが、 退院後は、体力を回復するために休養をとるのが第一なので、1ヶ月程度はゆっくり休んで下さい。
施術を受けるベストなタイミングは産後１～３ヶ月くらいとなります。
勿論産後から長期間経過している場合でも施術は可能です。
また、産後からすぐに腰痛やお尻の痛みなどがツライ場合は、すぐにでも対応は可能です。
 

痛みがなくても整体

出産によって骨のアライメント(姿勢のようなもの)は大きく変わります。 姿勢を矯正するか否かでその後の体調が大きく変わることは多々あります。
産後に痛みや動かしにくさなどを感じなかったとしても、まずは一度施術を受けて頂くことをおすすめ致します。