スギ花粉症シーズン真っ只中ですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
実は花粉症には鍼灸施術が有効です。
鍼灸は身体にあるツボを刺激し、その効果を引き出していきますが、内臓の調子を整えることができます。
また、鍼灸程ではないにしろ、指でツボを押すだけでも身体の状態は上がりやすくなります。
今回は花粉症の症状がある方向けにツボのご紹介をさせて頂きます。
鼻がつまる、鼻水が止まらない
東洋医学では鼻の詰まりを通すということを通鼻(つうび)と言いますが、その効果が期待できるツボのご紹介です。
鼻水が止まらない場合にも使用できます。
印堂(いんどう)
場所:眉間、ど真ん中
上星(じょうせい)
場所:真ん中のラインで髪の生え際から、親指1本分(第一関節のところを横に当てて)後ろ側
迎香(げいこう)
場所:鼻孔のすぐ横
眼のかゆみ
圧痛が出やすい眼の周りのツボです。
眼精疲労にも使用できます。
陽白(ようはく)
場所:瞳孔のラインで、眉毛から親指1本分上
肺の調子を整える
花粉症の時期は東洋医学的に肺の失調が出ることが多いです。
肺の機能を高める代表的なツボは以下の通りです。
中府(ちゅうふ)
場所:鎖骨を下側から触って外側に向かって指を動かすと骨(肩甲骨の烏口突起というところ)にぶつかるのでその手前
手三里(てさんり)
場所:肘から下に人差し指、中指、薬指を横にして当てたところの高さ、中指だけを上げると短撓側手根伸筋という筋肉が浮き上がるのでその内側
押し方
特に押し方に決まりはありませんが、持続圧をかけた方が効果が出やすいと思われますので、
10秒気持ちいいと感じる強さで押して離すというのを何回か繰り返すといいかと思います。
強く押しすぎないように気をつけてください。
ツボの場所はフランクに
上記ツボの場所をお伝えしましたが、本来ツボというのはその周囲の反応点とされています。
ツボの近くの場所が、押されて痛い、押されて気持ちいい、その部分だけ毛が生えている、汗で湿っているなどがあれば、通常のツボの場所よりも身体の反応が良いことは多々あります。
ある程度場所が分かったらその周囲も触ってみて身体の反応をみてみましょう。
いかがでしたか?
ツボ押しで花粉症を乗り越えましょう!