人間が生きていくために最も必要な物は、何でしょう?
水でしょうか?それとも、食べ物?
答えは酸素です。
何も食べなくても、3週間近く、水を飲まなくても、3日間ぐらい、生きることは出来ますが、酸素がなければ、3分間で死んでしまいます。
生まれた赤ちゃんが最初に行うことは、オギャーと泣きながら「呼吸」をすること。人が、死ぬ時、最後にすることも、「呼吸」です。
「呼吸」は重要なのです。
人間の生理現象は、基本的に、無意識の中で行われます。瞳の大きさや、胃の蠕動運動を、自分の意思でコントロールすることは、出来ません。
「呼吸」も、普段は、無意識の中で行われます。しかし、唯一、「呼吸」だけは、意思でコントロールすることが可能です。
このことは、とても重要です。なぜなら、呼吸を意識的に行うことは、体調を(加えて言うなら、精神状態も)整えられる可能性を秘めているからです。
では、どんな呼吸が良いのか?
基本は、ゆっくり深く、です。
呼吸法に関しては、細かいことを言えば、いろいろな人が、いろいろな方法を提唱していることと思います。
ここでは、シンプルに、
「4秒で吸って、8秒で吐く。」
(吸う時は、鼻から。吐く時は、口からでも鼻からでも構いません。)
まず、これをやってみましょう。
(続ける時間は、長く出来れば、それに越したことはないですが、最初は、2~3分からで大丈夫です。)
余裕や、興味がある人は、「吸う」と「吐く」の間に、「止める」を入れます。
「4秒で吸って、7秒間、息を止め、8秒で吐く。」
体調が悪い時、気分が乗らない時、眠れない時、是非、試してみてください。
呼吸法によって、期待できる効果の一例を以下に示しておきます。
不眠などの睡眠障害の解消
不安の軽減
自律神経を整える
ストレスの解消
免疫力のアップ
集中力を高める
呼吸法の効果は、みなさんの想像を絶するものがあるかもしれません。
是非、試してみてください。