肌寒さが増してきたように感じますが、皆様はいかがおすごしでしょうか?
この時期は手足の冷えに悩む方が非常に多いかと思います。
この冬を乗り越えるために、辛い冷え性を乗り越える術をいくつかご紹介したいと思います。
入浴
入浴について以前にも書かせて頂きましたが、入浴には全身的な温熱作用があります。
さらに、マグネシウムの含まれた入浴剤を使用すると、経皮吸収によりその効果は増加します。
きき湯の緑(マグネシウム炭酸泉)や、バスソルトがおすすめです。
銭湯では鶯谷駅の近くの萩の湯の炭酸泉がおすすめです。
食事
人間の身体は食べるものから作られるため、食事内容は健康状態に多大な影響を与えます。
冷えを感じる方は身体を冷やす食品を避けて、身体を温める食品を積極的に摂取しましょう。
☆身体を冷やす食品
生物(生野菜や刺し身等)
カフェインが含まれる飲料(コーヒーやお茶等)
白砂糖
冷たい飲み物
☆身体を温める食品
シナモン
生姜
羊肉
白湯
また、鉄分不足でも冷えは起こります。
鉄分不足で貧血傾向になると赤血球の酸素の運搬に支障をきたすためです。
★鉄分を含む食べ物
レバー
赤身肉
まぐろ・かつお・いわし
ひじき・のり
プルーン・干しぶどう
玄米・キヌア
その他(モリンガ・ココア)など
睡眠
睡眠不足は体温低下等、身体の不調、冷えにも繋がります。
6時間をメドにしている方が多いですが、なるべく7時間以上眠れるように
そして、可能であれば生活サイクルを一定にし、同じ時間帯に眠るようにしてみましょう。
寝たくても眠れない方は不眠についてこちらを参考にしてみてください。
運動
冷え性は男性より女性の方が感じることが多いですが、筋肉量が大きく影響します。
筋肉は熱を産生するため、運動等で筋肉量が増加すると冷え性の軽減を期待することができます。
お灸
お灸は当院でも薬局でも販売していますが、火をつけて身体に置くだけと簡単にできる上、身体の深部まで温める効果が期待できます。
今回は身体を温める作用の強いツボをご紹介します。
お灸を使用するのが理想ですが、煙や匂いが気になる等、使用が難しければカイロやホットパック、湯たんぽのようなものでも構いません(火傷にはお気をつけください)。
①関元<人体を最も温めると言われているツボ、丹田があるあたりとされている>
取り方:臍の下に指を横に当てて4本分下
②大椎<背面を温めるツボ、首肩こりや呼吸器の疾患にも期待できます>
取り方:頸の上から7番目の骨の下、
③命門<腰を温めるツボ、命の門と言われるほど大事な場所>
取り方:腰の骨の上から2番目の下(1番下の肋骨の端の高さあたりです)
④労宮<掌を温めるツボ、心の疲れにも期待できます>
取り方:手を握って薬指が掌に当たるところ
⑤湧泉<足を温めるツボ、ホメオスターシスを賦活する>
取り方:足のすべての指を曲げて一番凹んでいるところ
いかがでしたか?
特に鉄分は女性にとって冷え性だけでなく、生理痛や妊活にも大事な栄養素となるため、
積極的に食事の中で意識して食べると良いかと思います。
適宜身体を温めて、乗り越えていきましょう!